百日半狂乱

Shut the fuck up and write some code!!

builderscon tokyo 2019 に当日スタッフとして参加してきた。 #builderscon

builderscon tokyo 2019に当日スタッフとして参加してきた。

builderscon tokyo 2017は当日スタッフとして、builderscon tokyo 2018はコアスタッフとして参加して、今回で3回目のスタッフとしての参加となった。

全てを準備してきたコアスタッフの皆様、当日スタッフの皆様、お疲れ様でした。

今回も例年通りスタッフ業を通して体験したことや、極々個人的なことを忘れる前につらつらと書き下しておこうと思う。

Remarkable Enhancements of Operations at Reception

毎年、自分は受付担当となり、参加者の皆様の受付を行う。毎年、スムーズな受付を実現するために現場で各々自由にアイデアを出し合って様々な工夫を行うが、今年はなんとチケットのQRコードを読み取ると名札のIDを表示する、通称「名前わかるくん」なるデバイスが事前に複数台用意されていた*1

これまで参加者の名札を探し出して渡す作業は受付の処理を重くする大きな課題だったように思うが、今年はこのデバイスの登場により、ピーク時でも列の詰まりがほぼなく本当にスムーズに受付作業を進めることができた。革命である。

Had Fun Talking with Other Staff

この革命的デバイスに加えて、今年はノベルティが即手渡し可能な状態ですでに準備されていたり、ダンボールでTシャツを畳む即席アイテムが現場で発明されて瞬間で作業が完了したり、チケット種別のフローが絵になって共有されて説明不要になったりして、例年以上に他のスタッフの方々とコミュニケーション取る時間が増えたように思う。普段なかなか聞けない仕事の話や、普段触っている技術の話を色々な人とできたのは純粋に楽しかった。

Had Fun Talking with Speakers from Overseas

加えて、海外からのスピーカー対応要員として配置もらったおかげで、今年も受付対応、同時通訳案内をしつつ、合間でスピーカーと話す機会を得た。毎回ブログに書いてるけど、2017、2018と極々個人的な挑戦と失敗の歴史を歩んできているので、暇そうにしてたら話しかけるを心情に、今年もある種のリベンジのつもりで臨んだ。

Guess.jsトークをしに来たMinko Gechevさんは、昔から空手をやっているらしく、会ってすぐに久しぶりに日本に来れた感動を興奮混じりに話してくれた。一緒にお昼を食べる機会があったので、Guess.jsの話を聞いてみると、元々アイデアは考えていたけど最初はあるミートアップに実装なしでCfPに応募したのが始まりらしい。するとトークが採択されたので実装して登壇したらChromeの開発者の目に留まり、話が進んでGoogle I/Oでアナウンスがあり、今はGoogleweb.devの仕事としてブログを書いたり、色々な国のカンファレンスに参加したりしているとのことだった。パワーが凄い。

Howard Chuさんは、今回が初来日だったらしい。登壇前に外でバイオリンを弾いていたので聞いてみると、もうかれこれ25年くらい演っているとのこと。トークの直前に壇上で諸々確認が終わると、徐ろにバイオリンを取り出してライブパフォーマンスを始めてビックリ。

Graham Jansさんとは懇親会含めてたくさん話す機会があった。完全に趣味で日本語の勉強をしているらしく、今回の初来日で試した日本語の失敗や感じた文化の違い等を話してくれた。今回1時間あったOxygen Not Includedトークは、濃い内容を笑いも取りながらきっちり時間通りに終わっていたけれど、こんなに長いトークも同時通訳も初めてだったらしく、開始前は少し不安そうだった*2。直前の同時通訳の方とのミーティングで、用意してきたスライドが長すぎることが判明して急遽15ページくらい削ったらしいので、十分濃い内容のトークだったと思うけれど、まだまだ話すことがあったようだった。懇親会では、コミュニティやカンファレンスの話の中で、ゲーム開発者向けのカンファレンス等では当たり前の話でも、buildersconのような場では自分の話が目新しい話になって参加者の刺激になって欲しい、とその意義を熱く語っていたのが印象的だった。

英語については去年に比べてなんだかんだで雑談力が少し上がったと感じる。一方で、やっぱり去年感じたのと同様に、技術的な話になった時にこちらから打ち返す球がまだまだ少ないので、いまいち盛り上がりがなく続かない。そもそも日本語でも満足にできないことをしようとしているので欲張り過ぎなんだけど、今後も技術と英語とコミュ力(?)の全てで精進あるのみである。

Discover Something New as a Staff

今回は、当日スタッフとして参加し、ノベルティや受付オペレーションの進化が大幅に進んだおかげで、個人的には例年以上に人と話す機会が多いbuildersconとなった。終わってみてやっぱり参加して良かったと思えるのは、関わった人たちのおかげだと思う。

参加者の皆様、スピーカーの皆様、そしてスタッフの皆様、お疲れ様でした!

*1:ぶっちゃけ名前だけ聞くと「名前わかるくん」ってなんだ...って感じだった。でも実物のそれは紛れもなく「名前わかるくん」だった。

*2:トークが始まる直前に喋るのが早くなったら止めてくれとお願いされたので、目の前に座って"通訳が追いついてない"の合図を送っていたけど、本当に時間以内に終わるかわからなかったので自分の方が終始緊張してしまった